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昔の熨斗(のし)の原材料は、なんと・・・!?

 包装紙につき物の熨斗は、どのようにして生まれたのでしょうか。
古来日本において、神事の際に神饌(神様の食べ物)を供える時の儀礼作法として、「包み作法」が発祥しました。
太古の昔から現在に至るまで、スタイルは時代と共に変遷しますが、熨斗は儀礼作法に基づいた冠婚葬祭の各儀式において慶弔の儀礼を表わすことを本来の目的とした、日本の文化の一つと言えます。
 現在、熨斗と言えばもちろん紙製ですが、今のような一枚の紙に印刷されたスタイルの熨斗が出現したのは、大正時代になってからです。では、古来日本では、何で熨斗を作っていたのでしょうか。
なんと・・・アワビで熨斗を作っていました!
熨斗は正式には「熨斗鮑(のしあわび)」といい、昔、進物に添えられる熨斗は、貝のアワビを伸し(''伸ばす''の意)て使っていました。
 具体的には、四角い色紙を細長く六角形になるようにひだをつけて折り畳み、中に熨斗鮑(のしあわび)を細く切ってものを包む、という形の物が使われていました。
それがのちに、熨斗鮑の代わりに、昆布や紙を使うようになりました。そして、現代の熨斗袋や熨斗紙などに移り変わっていきました。
 アワビ・・・包むより食べたくなっちゃったのでしょうか!?